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コロナ禍での成功例となるか まちかね祭 対面開催へ

 まちかね祭が11月20〜22日に行われる。全国の大学がオンラインで大学祭を開催することを発表する中、阪大は対面での開催に踏み切る。

 

 対面での開催を決めた要因の一つに、7月11〜12日に豊中キャンパスで行われたサークル合同説明会の成功がある。新入生を対象とした「大阪大学生活環境論」の講義が実施されたことに伴って同日行われた説明会には、2日間で約3400人の新入生のうち2400人ほどが参加した。説明会の参加者に感染者は出ていない。説明会での感染防止対策について、大学側は中央実行委員会が作った対策案が十分基準を満たしていると判断したためほとんどそのまま受け入れたという。

 

 まちかね祭は対面で行うとはいえ、例年とは異なる形式をとる。入場できる人数を制限したり、例年メインストリートにあった模擬店をグラウンドに移動したり、飲食物の提供を禁止したりする。ステージ企画についても感染防止対策を検討中だが、人数制限を設けることは決まっている。安全衛生管理部の山本仁教授は「何でも中止続きでは元気が出ない。しっかり対策すればできるという実績を作りたい」と意気込んだ。

【児玉七海】