· 

卒業式 6046人の門出

 大阪大の令和2年度卒業式・大学院学位記授与式が24日、大阪城ホール(大阪市中央区)で行われた。学部生3379人が卒業、大学院の修士課程2056人と博士課程611人が修了した。

 

 新型コロナウイルス対策として、出席は卒業生、修了生のみとし、事前に登録する形をとった。学部、研究科によって入場時間が決められ、入り口での検温と手指のアルコール消毒を徹底した。式では、学位記が学部生に授与された後、各学部の成績優秀者に「楠本賞」が贈られた。続けて修士課程、法務博士、博士課程と博士課程教育リーディングプログラム修了者にそれぞれ学位記が授与された。

 

 

 西尾章治郎総長は式辞で東日本大震災から今年で10年が経ったことに触れつつ、新型コロナウイルスの感染拡大が起こった1年間で「安心・安全」の大切さを感じたと述べた。結びには卒業生、修了生に向けて、在学中に身につけた専門性と教養は必ず「安心・安全な社会」づくりに役立つとエールを送った。

 

 法学部を卒業した女子学生は「卒業後は大学院に進学する。気を緩めずに頑張りたい」と話した。

 

【児玉七海、写真も】