大阪大の令和３年度入学式が６日、大阪城ホール（大阪市中央区）で行われた。学部生３４１７人、大学院生２８９９人の計６３１６人が入学した。
式では大竹真央さん（歯）、上本翔太さん（法学研究科）がそれぞれ学部入学生宣誓、大学院入学生宣誓を行った。大竹さんは「幅広い知識を身に着け、自分たちにできることを考え行動していきたい。社会に貢献できる人間となれるよう努力する」と述べた。この後、西尾章治郎総長は告辞で「大学生活を通してさまざまな分野に通ずる教養を身に着けると同時に、多様な人と触れ合う中で自分の世界観を広げてほしい」と新入生を激励した。さらに、大阪大学交響楽団や大阪大学応援団などがパフォーマンスを披露し、新入生の入学を祝した。
式は分散入場や検温、手指消毒などの新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底した上で行われた。出席者を入学生のみに制限し、参加できない保護者らのために式の様子をライブ配信した。配信時間中の再生回数は４９７２回にのぼった。
代表宣誓をした大竹さんは式終了後「新型コロナウイルスで大変な状況の中、入学式を開いてもらえてうれしい。これから勉強はもちろん、活動の幅を広げて色々な人と関わって大学生活を送りたい」と話した。
【杉野如海、写真も】